📖 Mail Studio 使い方マニュアル

図解つき・ぜんぶ日本語 | 2026-07-05 版(パステルデザイン v3 対応)

🗺 もくじ

Mail Studio と他ツールの関係(全体図)

🗂 LPHarnessLPを番号で管理
💬 LINE HarnessLINE自動応答
🐦 X HarnessX(旧Twitter)自動化
↓ 読者のメールアドレスが集まる ↓
✉️ Mail Studioメール配信・ポイント・抽選 のホームベース
↓ メールが届く ↓
👤 読者開封やクリックでポイントが貯まり、抽選会に参加

1. ログインする

  1. ブラウザで https://<あなたのWorker名>.workers.dev/ を開く
  2. パスワードを貼り付けて「ログイン」(パスワードは管理者だけが知っています)
ログイン画面

▲ ログイン画面。前後に空白が入っても自動で取り除かれます

💡 パスワードを忘れたら: npx wrangler secret put ADMIN_PASSWORD で新しいパスワードに再設定できます。

2. 画面の見かた

ダッシュボード

▲ ログイン直後のダッシュボード

場所説明
左の色つきメニュー9つの機能を切り替えます。いま開いているタブに色がつきます
上のカラフルなカード読者数・配信数・ポイントなどの「いまの状況」。色は飾りで、意味はラベルの通り
左下の DRY_RUN バッジ「テストモード中」の印。この間は実際のメールは送信されません(安全装置)
右上「▶ スケジューラ実行」毎分自動で動く送信処理を「今すぐ1回」動かすボタン。急ぎの確認用

3. はじめの準備(リストと購読者)

メールを送るには「誰に送るか」のグループ=リストが必要です。

STEP 1「📋 リスト」タブで リストを作る
(例:「メルマガ読者」)
STEP 2「👥 購読者」タブで 読者を追加
(メール+追加先リストを選ぶ)
STEP 3準備完了!
あとは配信するだけ
リスト画面

▲ リスト画面。名前を入れて「作成」だけ

購読者画面

▲ 購読者画面。1人ずつ手で足すほか、10章の「連携リンク」から自動で増えていきます

4. メールを一斉配信する

① 下書き作成配信名・件名・本文を書いて「下書き作成」
② 承認一覧の「承認」ボタン。誤送信防止のダブルチェックです
③ 即時予約「即時予約」を押すと送信待ちに入ります
④ 自動送信1分ごとの自動処理で順番に送信されます
一斉配信画面

▲ 一斉配信画面。本文には配信停止リンクと送信者情報が自動で付くので書かなくてOK

⚠️ いまは テストモード(DRY_RUN)なので、④まで進めても実際のメールは飛びません。本番送信を始めるには Resend の本番APIキーが必要です(設定作業はこちらでやるので、キーだけご用意ください)。

5. ステップメール(自動講座)

登録した読者に「1通目→3日後に2通目→…」と自動で順番に届くメールです。

  1. 「🪜 ステップメール」タブで施策を作成(例:「登録後7日間講座」)
  2. 「ステップ追加」で 順序・遅延(分)・件名・本文 を登録
    遅延の例: 1440分=1日後、4320分=3日後
  3. 読者は 連携リンク経由の登録で自動スタート(手動登録も可)
ステップメール画面

▲ ステップメール画面

📱 ステップにはSMS(ショートメッセージ)も混ぜられます。「1通目メール → 2通目SMSでリマインド → 3通目メール」のような組み立てが可能です。くわしくは 6章「SMSを送る」 をご覧ください。

6. SMS(ショートメッセージ)を送る

メールだけでなく、携帯電話の番号あてにショートメッセージ(SMS)を送れます。ステップ配信の中に混ぜられるので、「1通目はメール → 2通目はSMSでリマインド → 3通目はまたメール」といった組み立てができます。

📋 メニューは配信の種類ごとに4つに分かれています。
📮 メール一斉配信… メールを1回だけ全員に送る
📱 SMS一斉配信… SMSを1回だけ送る
🪜 メールステップ配信… メールを順番に自動送信
📲 SMSステップ配信… SMSを順番に自動送信
「一斉配信」=1回きりの単発、「ステップ配信」=登録した人に順番に届くシリーズ、と覚えてください。
💡 SMSはメールより圧倒的に読まれます(開封率が高い)。そのぶん1通ごとにお金がかかります(メールは実質タダですが、SMSは1通10円前後)。「どうしても読んでほしい1通」に絞って使うのがコツです。

6-1. 使えるようにするまで(最初の1回だけ)

STEP 1SMS送信会社と契約
(おすすめ: NTT C-Path)
STEP 2APIキーを発行
(管理画面からコピー)
STEP 3キーを Mail Studio に登録
(この作業はこちらで代行します)
STEP 4自分の携帯にテスト送信
→ 届いたら本番開始
項目内容
おすすめの会社NTT C-Path(運営: NTTドコモビジネスX)
https://ibportal.nttcpaas.com/homepage/
なぜここ?①月額基本料が0円で、送った分だけの支払い ②Webから申し込んですぐ使える(法人営業とのやりとり不要) ③ドコモ・au・ソフトバンク・楽天と直接つながっているので届きやすい
料金の目安1通あたり10円(公式サイトの表示)。ただし下の 6-4 のとおり1人あたり2通ぶん=約20円かかるのが実際です
初期費用・月額0円(前払い式なので、買った分以上には課金されません)
🔑 APIキーは絶対にチャットに貼らないでください。SMSを勝手に送られてしまう「鍵」そのものです。登録は画面に表示されない安全な方法(wrangler secret put)で行いますので、「キーを取得しました」とだけ伝えてください。手順はこちらからご案内します。

6-2. 読者の電話番号を登録する(同意が必須)

SMSは「送っていいですよ」と同意してくれた読者だけに送れます。これは法律(特定電子メール法)で決まっているルールで、Mail Studio も同意がない人には自動で送らないようになっています。

状態意味SMSは届く?
番号なし電話番号が登録されていない❌ 届かない(自動でスキップ)
同意なし番号はあるが「SMS受信に同意」がついていない❌ 届かない(自動でスキップ)
✅ 同意あり番号があり、同意も受け取っている⭕ 届く
停止読者が配信停止した❌ 届かない

「👥 購読者」タブで読者を追加・編集するとき、電話番号の欄と「SMS受信に同意している」のチェックがあります。チェックを入れたときだけ送信対象になります(番号を入れただけでは送られません)。

📱 電話番号の書き方はどれでもOKです。090-1234-567809012345678+819012345678/全角の090…、どう入力しても自動で正しい形に直されます。
同意した日時と、どこで同意をもらったかも自動で記録されます。法律上、記録を残しておく必要がある(メールは1か月、通販の広告なら3年)ため、あとから証明できるようにしてあります。

6-2b. 読者に登録してもらう(登録フォーム)

SMSを送るには、読者自身に電話番号を入力して同意してもらうのが一番確実です。シナリオごとに専用の登録フォームURLを出せます。

STEP 1「📲 SMSステップ配信」タブを開く
STEP 2シナリオ一覧の右端
「読者の登録フォーム」欄を見る
STEP 32種類のリンクが出ます
(コピーして配布)
リンク入力してもらう内容使いどころ
📧 メールだけメールアドレス・お名前ふつうのメルマガ登録
📱 メール+SMSメールアドレス・お名前・携帯番号SMS受信の同意チェックSMSも送りたいとき

まだフォームが無いシナリオには「+ 登録フォームを作る」ボタンが出ます。押すとその場で発行されます。

✅ このフォームから登録した読者は、そのシナリオの配信が自動で始まります。同意チェックを入れた人だけがSMSの対象になります(チェックなしなら番号は保存されますがSMSは送りません)。

6-3. ステップにSMSを追加する

① 施策を開く「🪜 ステップメール」タブで施策を選ぶ
② 配信方法で「📱 SMS」を選ぶステップ追加フォームの一番上
③ 本文を書く入力中に「◯文字=◯通≒◯円」が出ます
④ 追加メールのステップと混ぜて並べられます
入力欄説明
配信方法「📧 メール」か「📱 SMS」を選びます。あとから切り替えもできます
ステップ名SMSには入りません。管理画面で見分けるための名前です(例:「3日目のリマインド」)
SMS本文実際に届く文章。文字だけ(画像や装飾は使えません)
送信者の名前と「配信停止」のURLは自動で付きます。自分で書く必要はありません(書くと二重になります)。これも法律で必須の表示です。

6-4. 文字数とお金の関係(ここが一番大事)

SMSは文字数で料金が変わります。長い文章は自動的に分割され、そのぶん課金されます。

合計の長さ(本文+自動付与ぶん)何通分?料金の目安
〜70文字1通約10円/人
71〜136文字2通約20円/人
137〜202文字3通約30円/人
330文字を超える5通以上⚠️ au宛で遅れることがあります
660文字これが上限。超える本文は保存できません
💰 ここが一番の落とし穴です。自動で付く「送信者名+配信停止URL」は、いまの設定だとそれだけで約120文字=2通ぶんあります。 つまり本文を1文字も書かなくても1人あたり約20円かかります。画面の文字数カウンタはこの分を含めて計算しているので、表示されている通数と金額をそのまま信じてOKです。
※ 改行は2文字ぶんとして数えられます(携帯電話会社のルール)。
✂️ 安くする方法が2つあります(設定だけで効きます)。
SMSに載せる送信者名を短くする(例:「会社名 / 住所 / 電話番号」→「会社名」だけ)。住所などの詳しい情報は、読者が配信停止ページを開いたときに表示されるので法律上の表示義務は満たしたままです。
短い独自ドメインを使う(管理画面のURL(〜.workers.dev)は50文字以上あります。https://ml.あなたのドメイン のような短いURLに変えると、その差がそのまま料金に効きます)。
この2つで1人あたり10円〜20円下がります(100人に送るなら1,000〜2,000円の差)。ご希望があれば設定します。
💡 コツ: 画面に「あと◯文字で◯通になります」と出るので、区切りの手前で止めると無駄がありません。長くなりそうなら「詳細はメールをご確認ください」とメールに誘導すると安上がりです。

6-5. 使いすぎを防ぐ安全装置

安全装置はたらき
送信オフ(初期設定)最初はSMSが送られない状態になっています。契約とキー登録が済むまで、間違って送ることはありません
1日100通まで1日の上限。最大でも1日1,000円ほどで頭打ちになります(変更可能)
メールとは別勘定SMSの上限に達しても、メールの配信は止まりません(逆も同じ)
二重送信の防止同じ人に同じステップのSMSが2回送られることはありません
失敗時は課金されない設計送信に失敗したときは記録を残さず、次回あらためて送り直します
いつでも全停止設定を1つ変えるだけで、SMSだけを完全に止められます(メールはそのまま動きます)

ダッシュボード(2章)に「本日のSMS送信数 / 上限」と概算金額が表示されるので、使いすぎていないか一目で分かります。

6-6. テスト送信で確かめる

ステップ一覧の「✈ テスト送信」ボタンで、自分の携帯に1通だけ送って確認できます。

おすすめの進め方: ①送信オフのままステップを組み立てる → ②テスト送信でプレビューと料金を確認 → ③契約とキー登録 → ④自分の携帯に1通テスト → ⑤届いたら読者へ配信開始。この順番なら失敗しても誰にも届きません。

6-7. 読者が配信停止したら

SMSの文末にある「配信停止」のURLを読者が押すと、メールもSMSも両方まとめて停止します。以降そのひとには何も届きません(法律上の義務なので、自動でそうなっています)。

💡 短縮URL(bit.ly など)は使っていません。携帯電話会社の迷惑SMS対策でブロックされやすいためです。Mail Studio 自身のURLを使うので、届きやすさを保てます。

7. ポイントのしくみ

読者がメールと仲良くなるほどポイントが貯まる仕掛けです(エキスパの「クリックブースター」相当)。

読者の行動もらえるポイント(変更可)
メールを開く+10 pt(同じメールは1回だけ)
本文のリンクをタップ+20 pt(同じリンクは1回だけ)
新規登録+50 pt(1人1回だけ)
ポイント画面

▲ ポイントタブ。付与ルールの変更・手動付与・残高ランキングができます

✅ ポイントの不正貯めはできません。開封もクリックも「初回だけ」カウントされます。

8. 抽選会をひらく

① 抽選会を作る名前と「1回の消費pt」(例:100pt)を決めて作成
② 景品を追加景品名・当選確率(%)・当選本数の上限を設定
③ 読者が引くマイページでガチャ🎰 当選したら履歴に残ります
④ 景品を届ける当選一覧で「発送済みにする」を押して管理
抽選会画面

▲ 抽選会タブ。確率の合計が100%を超える設定はエラーになるので安心

読者にはこう見えます

読者マイページ

▲ 読者マイページ。メールの下部に自動でリンクが入ります。くじを引くとカプセルが揺れて当選演出🎉

9. 景品交換

くじではなく「貯めたポイントと確実に交換」できる景品です(Amazonギフト券・限定PDF・個別相談など)。

  1. 「🎁 景品交換」タブで景品を登録(必要pt・在庫数)
  2. 読者がマイページから交換申請
  3. 「交換申請」一覧に出るので、対応したら「対応済みにする」
    間違いなら「キャンセル」→ ポイントは自動で読者に返ります
景品交換画面

▲ 景品交換タブ

10. 連携リンク(LP・LINE・Xとつなぐ)

「🔗 連携リンク」タブで発行できるURLを外部ツールに貼ると、読者登録が全自動になります。

URL使いみち
① 汎用 Webhook他のツールから読者を自動登録したいとき
② 埋め込みフォームLPに貼るメール登録フォーム(LPHarnessのLPに載せられます)
③ LINE Harness 連携LINEで集めたメールを自動でこちらに登録
④ X Harness 連携Xの企画クリア者を自動でこちらに登録
連携リンク画面

▲ 連携リンクタブ。発行済みのリンクがこのように一覧表示されます(URLとトークンは環境ごとに発行されます)

LPHarnessからのリンク

11. ことば辞典(画面に出てくる言葉)

ことばやさしい意味
DRY_RUNテストモード。メールを送ったフリだけして、実際には送らない安全装置
承認「この内容で本当に送っていいよ」のハンコ。押さないと絶対に送信されない
リスト読者のグループ分け。配信はリスト単位で行う
購読者メールを受け取る読者のこと
一斉配信いま登録されている読者みんなに1回送るメール(号外・お知らせ向き)
ステップメール登録した人に順番に自動で届くメール(講座・教育向き)
スケジューラ1分ごとに動く自動送信係。ボタンで手動でも動かせる
Webhookツール同士が裏側で自動連絡するための受け口URL
pt(ポイント)読者が開封・クリックで貯めるポイント。抽選や交換に使える
SMS携帯電話の番号あてに届くショートメッセージ。開封率が高いが1通ごとに約10円かかる
SMS受信の同意「SMSを送っていい」という読者の許可。法律上これがないと広告SMSは送れない。番号を知っているだけでは送れない
通(つう)/セグメントSMSの課金単位。70文字までが1通、以降66文字ごとに1通追加される
NTT C-PathMail Studio が推奨するSMS送信サービス(NTTドコモビジネスX提供)。月額0円・送った分だけの支払い
マイページ読者専用のポイント確認・抽選ページ。メール下部に自動でリンクが入る

12. よくある質問

Q. メールを配信したのに届きません

A. いまはテストモード(DRY_RUN)だからです。左下のバッジが DRY_RUN の間は送ったフリだけ。Resend の本番キーを設定すると本当に届くようになります。

Q. SMSを設定したのに届きません

A. 順に確かめてください。①SMSが「送信オフ」のままではありませんか(ダッシュボードで確認できます)②その読者に電話番号が登録され、「SMS受信に同意」にチェックが入っていますか(同意がないと自動でスキップされます)③1日の上限(初期値100通)に達していませんか。

Q. SMSは1通いくらかかりますか

A. 1通あたり10円前後です(契約先の料金によります)。70文字までが1通で、それを超えると66文字ごとに1通ぶん追加されます。自動で付く「送信者名+配信停止URL」約50文字も文字数に入るので、本文が20文字くらいまでなら1通で収まります。入力中に画面へ「◯通 ≒ ◯円」と出るので、それを見ながら調整してください。

Q. SMSを使いすぎないか心配です

A. 1日100通の上限が最初から入っています(最大でも1日1,000円ほどで止まります)。上限はご希望に応じて変更できます。また契約先が前払い式なので、購入した金額以上に請求されることはありません。

Q. SMSだけやめたい/全部止めたい

A. 設定を1つ変えるだけでSMSだけを完全停止できます(メール配信はそのまま動きます)。「SMSを止めて」とお伝えください。

Q. パスワードを忘れました

A. npx wrangler secret put ADMIN_PASSWORD で新しいパスワードに再設定できます。

Q. 間違えて配信予約してしまった

A. 一斉配信タブの「中止」ボタンで、送信開始前ならキャンセルできます。

Q. 読者から「配信停止したい」と言われた

A. 全メールの下に自動で配信停止リンクが付いているので、読者自身で解除できます。管理画面の購読者タブから「停止」を押してもOK。

Q. 抽選会をやめたいときは?

A. 抽選会タブの「終了する」を押すだけ。読者のマイページから消えます(履歴は残ります)。

Q. 操作を間違えるのが怖い

A. 送信には「承認」の二段階ガード、交換キャンセルにはポイント自動返却、削除系は基本「停止(あとで戻せる)」方式なので、取り返しのつかない操作はほぼありません。